イヤイヤ期など、子どもの「イヤだ!」の対処法:我が家の場合は「共感→質問」が効いた!

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うちの次男、もんきち(4歳)が、いまものすごーーく、めんどくさいです。

もんきち
もんきち

えっ、いきなり、なんやねん

何か気に入らないことがあるとすぐに「イヤッ!!」となって、どこでもかまわず三角座りになって固まってしまいます。

このスイッチがいつ入るのか、本当に皆目見当がつかない。
あるとき突然発動する。それは決まって、一番都合の悪いタイミングで・・・・

このスイッチのせいで、予定していることが思い通りに進まず、一緒にいる人を待たせてしまったり、予定をキャンセルすることになったり・・・と、自分だけならいいんですけど周りにも迷惑をかけてしまうので、ほとほと困っていました。

そして、そんなことが重なると、たびたび、自分でもコントロールできないくらい怒り狂ってしまうことも・・・。
その都度、「イライラしないママになるために」的な本を読み返しては、自省を繰り返す日々。
ほんと、何年こんなことを繰り返してきたんだろう。

それでも、人って成長するもんですね。何十回もそんなことを繰り返すうちに、少しずつ、子どもの「いやだ」に上手に対処できるようになってきた・・・ような感触が、やっと得られてきたんです。

ヒントになる方もいるかもしれないので、ここで共有しておきますね!

結論:「共感」からの「質問」

結論から言いますと、カギの一つは「共感」でした。
大人の事情はぐっっ・・とこらえて、いったん腹をくくって「5分、付き合う」と心に決めて、

「イヤやんな~~、わかるよ~~、イヤな気持ちやんなかわいそうやねぇ」

と抱きしめたり背中をなでなでしてあげる。これだけでかなり、子どもは落ち着きます。

これを、「なにゆうてんの!もう行くで!」など無理やり動かそうとすると、もっともっとかたくなになってしまって、5分では到底すまなくなります。

自分の気持ちを認めてもらったら、子どもはすこし心を開いてくれるので、そこですかさずもう一つのカギ、「質問」で気をそらします。気持ちのベクトルを全然違う方向に向けるんです。

人って不思議なもので、どんなに怒っていても、質問されるとその答えを考え出してしまう生き物・・・!
答えを考えている間、子どもの心は「イヤ!!」なことから焦点が外れてくれます。

そして答えが返ってきたら、その答えに沿って少しでも満足できるように持っていって、気持ちよく終わりにする。
私が長年かけて編み出した方法が、コレです。

たとえばこんな感じ・・・

(例)公園の閉園時間、遊具でもっと遊びたいのに「帰るよ」と言われた場合

acco
acco

(閉園まであと5分)もうええかげん、帰るよ~~!!(すでに声掛け10回目)

もんきち
もんきち

イヤッ!帰らない!(三角座りで固まる)

acco
acco

(引きずって園を出たい気持ちをグッ・・とこらえて)
いややんなぁ、わかるよ~、この遊具楽しいもんなぁ~、いやな気分やな~、やめたくないな~、かわいそうやな~~(なでなで、ぎゅっ)

もんきち
もんきち

・・・・・・(固まり続ける)

acco
acco

(遊具を指して)どれが一番おもしろかったん?あの登るやつ?

もんきち
もんきち

・・・・・違う、あっちのアレ、つかむやつ。

acco
acco

どうやってやるん、見せて見せて~

もんきち
もんきち

・・・・・。(無言でかけより、遊具にのぼって降りてくる)

acco
acco

うわ~!すごいすごい!上手~!(拍手)写真撮っていい?

もんきち
もんきち

・・・・・。(ちょっと湧いてきた楽しい気持ちを抑える様子)

acco
acco

(手を握って)楽しかったね~!(=終わりをイメージさせる言葉)
さぁ、かえろっか!また来ようね!

もんきち
もんきち

・・・・・うん。

とまぁ、こんな感じです。

私が想像するに、子ども自身もちゃんと、「もう帰らないといけない」ということはわかっていると思うんです。わかってるけど、帰りたくない気持ちも抑えられない、板挟みなココロ。

それを、上から押さえつけるように、否定されて、無理やり動かそうとされるから、反発したくなってしまう。(これ、大人だって同じだよね…)

ここで、「わかってもらえた」と感じられたら、最初の「帰らなければいけない」という事実も少し受け入れられるようになって、「質問」されたらさらに気が紛れて、最初のイヤな気持ちから離れられるようになって・・・

ようやく、諦めがつく。

といったココロの動きになるんじゃないかなと思います。

子どもだって、大人への嫌がらせで「イヤイヤ」言ってるわけじゃない。
ただ少しだけ、受け入れるのに時間がかかるんだけなんだと思うんです。
その時間に、急かしたくなる気持ちをぐっとこらえて、大人が寄り添って、つきあってあげること。

これが、回り道に見えて最短の方法なんじゃないかなと、思います。

2歳くらいのイヤイヤ期には効かないかもしれないけど、3~4歳くらいの、明確な自己主張によるイヤイヤには効くかもしれない。

そろそろ末っ子のひよこ(1歳、もうすぐ2歳)がイヤイヤ期に入りそうなので、試してみますね~。
効果があったら追加レポします。

ひよこ
ひよこ

(あたちも、さいきん、なんかイヤなことがふえて、ストレスたまってるのよね・・・)

追記:2歳になったひよこのイヤイヤにはこれが効く

うちの3兄弟もめでたく一つずつ年をとり、ジョージ8歳、もんきち5歳、ひよこ2歳になりました。

ひよこは言葉も少しずつ増えてきて、意思疎通がかなりできるようになってきたとともに、「イヤだ~!」ももれなく増えてきています。

でもまだ、短期記憶がめちゃくちゃ短い?ので、すぐに忘れる。

なので、ひよこにはシンプルに「気をそらす」がめちゃくちゃ効いてます。

例えば今日の保育園の送迎時の出来事。

acco
acco

(兄の保育園の玄関の鍵をしめて)さぁ、いこっか!

ひよこ
ひよこ

いーやーだー!わーん!(大泣き)

acco
acco

(しまった・・・、昨日抱っこして鍵をしめさせてあげたんだった、またやりたいんだな)
ごめんなぁ、もう鍵しめちゃった、また次やらせてあげるね!

ひよこ
ひよこ

いーやーだー!(地べたに這いつくばって動かない)

acco
acco

よし、だーーーっこしよ!だーーっこだっこ♪
(抱っこして、近くの掲示板の飾りを指さし)

あっ!見て見て!こびとさんがいる!

ひよこ
ひよこ

・・・。ぐすっ。(ちらっと見る)

acco
acco

あっ、こっちは何かな、ハートだ!あ、こっちはキラキラのお星さま~!かわいいねぇ~♡

ひよこ
ひよこ

・・・・。(泣き止む)

acco
acco

あ、こっちのこびとさんはネンネしてるねぇ~、こっちのこびとさんはどうかな?

ひよこ
ひよこ

・・・・。(一緒に指さす)

acco
acco

・・・フッ。(2歳児はまだちょろいな)

このとき、余裕があればもう一度戻って鍵を開けてしめさせてあげれたらベストだったのですが(たぶん一発で泣き止んで終わった)、朝の出入りの激しい玄関で陣取ってるわけにもいかず、やむなく掲示板にお世話になりました。

気をそらすには、なるべくカラフルなもの、かわいいもの、キラキラするもの、動くものなどが良いでしょう。
最強は、そう、アンパンマン。

日本の母は全員もれなく、アンパンマンには頭が上がらないことでしょう。
小児科での君、写真スタジオでの君、出先での小袋お菓子の君・・・あらゆるところにいる君に、これまでどれだけ助けられてきたことか。
ありがとう、アンパンマン、ありがとう、やなせたかし先生・・・!
アンパンマン、君は本当に、やさしいヒーローだよ!(日本の母にとって)

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